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1508ワルシャワ―天の涯まで―

 次のニュースです。
先日、ポーランド独立戦争への義勇軍派遣を独断決定した旅行大臣の処遇について、
更迭を求める厚生大臣と擁護派の武道大臣との間に激論が交わされ、
内閣は一時その機能を停止しています。官邸前より中継でお伝えします。
 
旅「信念を持って決断した。最後は私も一兵卒として戦う覚悟だ。
  この期に及んで反省も言い訳もしない、歴史が私を裁いてくれるだろう(キリッ)」  
厚「海外派兵を独断で決定するなどと、あなたは国会を何と心得るのだ!」
武「否!自由と独立を希求する人民を助けるは天の道にて、
   義を見て為さざるは勇無き也と申すではござらぬか!」
厚「なっ・・・論点がずれていますよ・・・私は議会制民主主義の原則を・・・」
武「(日本刀で床をダン!)問答無用!!」
 
 というわけで始まりましたポーランド遠征。6話位かかるので、
他の記事一切なしでも終わるのは年末かな(ゝω・´★)てへぺろ!
今回は第1話、ワルシャワ観光編です。

Battle station!
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水曜定時に脱出、木曜0050出発のANAでFRA経由の出撃です。
今回はエアショー以外に観光もするため、機動性を考えて
中型カメラリュック+ポーチ、いわゆるファーンボロ装備です。

ワルシャワ フレデリック=ショパン空港
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日本の空港でいうと、KIXより多少コンパクトな大きさでしょうか。
ときに16年夏からLOTがB8で成田に直行便で来るそうです。
ワルシャワ=成田間の需要を考えるに、
これぞ航続距離とミドルサイズを両立させたB787効果でしょうか。
一年前倒ししてくれたって良かったのよ?!

文化科学宮殿
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10:00時頃にWAW到着、15:00まで撮影してから街で観光です。
欧州の夏は20:00頃まで明るいので、体力が続けばフルに観光できます。
ソ連の優しいSおじさん(お察しください)が1951年にプレゼントしてくれた建築物。
ワルシャワのどこからでも見えるので目印に便利でした。
カトリック教会を潰さない代わりに巨大な社会主義的シンボルを建てたそうです。

サスキ公園
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中央駅から風雲スターリン城(w)前を通り東北、
サスキ公園の木漏れ日の中を坪内逍遥します。
公園はその国の品性を表すという言葉があった気がしますが、
綺麗に整えられた散歩に良い場所でした。
公園東側には彫像がたくさん置かれたエリアが。

噴水
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今回はラドムエアショーと併せてポーランド観光に来ました。
ポーランドは18世紀からの列強による分割や
WW2でみんな大好きドイツ軍による秒殺で世界史ではあまり目立ちませんが、
中世には欧州最大の版図を持つ大国であると同時に
一定の民主主義的政治が取られていた稀有な国です。
判官贔屓で歴史好きのREMCATとしてはこれはぜひ歴史観光もせねばねば。
ポーランドも納豆もといNATOに加盟してるしな。

ヴィーナス
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アングルとかを工夫して撮ってみた。
彫像は高い所に置くから人間の1/1スケールより少し大きいって
ヲタモダチのクリエイターさんから聞いた希ガス。
ところでヴィーナス・シンドロームとガーネット・ムーンは
空モノ・ロボットモノのMADに最適な素材だと思うんだ(・ω・)ノシ

無名戦士の墓
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サスキ公園東側にある無名戦士の墓。
幾多の国難に戦い倒れた戦士達を兵士2名が守ります。
帽子を脱いで敬意を表しつつ撮影しましょう(撮りはするんだけどね)。

思えば1772年の第一次ポーランド分割から1945年の解放まで、
200年近くの間ポーランド人は常に他国の侵略に晒されながらも
決して自由と独立を諦めず戦い続けました。
自らの先祖が命を懸けて勝ち取った自由と独立であるからこそ、
現在のポーランド人もそれを大事にできるのでしょう。

衛兵交代の儀
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1時間に1度、衛兵が交代します。100メートルくらい向こうから
指揮官と兵士2人が歩いてきてキビキビと交代。

当たり前に存在するものは無くなって初めてその大事さに気づくものですが、
列強に囲まれたポーランドが自らの独立のために戦い続けてきた一方、
侵略を受けた歴史のない国が独立のための武力を重視しないのは好対照です。
血を流さずとも自由と平和が得られるのであれば大変結構なことですが、
自由と独立、正義と平和は自らの命を懸け血を流して勝ち取るものだというのが
世界的には普通の感覚ではないでしょうか。

オペラハウス
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イタリア人建築家による設計。
ワルシャワ市の主要な観光名所はほとんどが旧市街と呼ばれる
中央駅北側にあり、元気な人なら徒歩でも十分回れます。
レンタル自転車もあったので、それを使ってもよいかもしれません。

アダム=ミツキエヴィチの像
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19世紀前半のポーランドの国民的ロマン派詩人。
1800年代前半といえばナポレオン戦争のドサクサで出来たワルシャワ公国が
ウィーン会議で潰れ、いよいよ独墺露による支配が強まった頃。
詩人だった彼は同時に独立運動の闘士でもあり、
文芸と行動の両面でポーランド民族を鼓舞しました。

大統領府とユーゼフ=ポニャトフスキの像
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アポ無しだったので会ってくれなかった(なにか勘違い)。
今回のサブタイトル『天の涯まで』は、池田理代子さんの同名作品より。
第三次分割前後からナポレオン戦争の間、ポーランド独立のために戦った
ユーゼフ=ポニャトフスキが主人公の歴史漫画です。

国の護り
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はためくポーランド国旗と合わせてみた。
ポーランド独立闘争といえばアメリカ独立戦争にも参加した
タデウス=コッシューシコが有名ですが、彼が平民代表の活動家なのに対して
ユーゼフは王国の枠組みを残した独立を目指す貴族体制の代表と言えるでしょう。
フランス革命とその後の歴史的潮流からすれば
もし当時のポーランドが独立を維持しようと思えば平民も参加した軍隊となり
すると結果的に平民の意を反映した政治体制にならざるを得なかったでしょうが、
同時代は啓蒙君主のエカテリーナ2世でさえそんなことは思っていませんでした。

コペルニクス像とポーランド科学アカデミー
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「模型は積んだ状態で工業製品として既に完成している(REMCAT談)」という風に、
観測された事実を冷静に観察して新しい仮説を提案することを
「コペルニクス的発想の転換」といいますね(いやその例はおかしい)。

ときにポーランドの偉人(特に文化人)って時代と分野を問わず
国内で活躍していたイメージがあまりないのですが。
電車で現地の高校生3人と話したときに曰く、
現在でも優秀な生徒は独仏の大学に行くことが多いそうです。

旧王宮前広場とジグムント3世像
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16世紀末にクラコフからワルシャワに首都を移転したのが柱の上のジグムント3世。
ポーランド=リトアニア連合共和国の国王であると同時に
スウェーデン国王(この場合はシギスムント)でもありました。

中世は土着貴族の連合の長として国王が外国から呼ばれたりしたため、
国王を複数兼任した上に名前の読み方が違うこともしばしばです。
スペイン国王カルロス1世は神聖ローマ皇帝カール5世だったしな。
授業で地域ごとに説明を受けると同一人物と分からない場合もあるので
学生さんはとりあえず流れから押さえるとよろしおま。

旧王宮内部
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広場の右奥が旧王宮。
ポーランド=リトアニア共和国最後の国王スタニスワフ2世が住んでいました。
瀟洒でこじんまりとした宮殿でしたが、
ベルサイユ宮殿などに比べると金2枚ほど負けるのはやはり国力の差か。

旧市街地広場と人魚像
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ワルシャワのシンボル、人魚像。デンマークと違って戦う気満々のこの像は、
ポーランド空軍ワルシャワ第一部隊(多分MiG-29)のマークにもなっています。
ワルシャワの街は1944年のワルシャワ蜂起の後に
ドイツ軍により徹底的に破壊されましたが、
ポーランド人は戦後にこれを「ヒビの一つにいたるまで」再建しました。
他国の侵略に不撓不屈の精神で抵抗し続けたポーランドですが、
危機に発揮されるその努力を侵略される前にしなかったのはなぜなんだぜ。

ワルシャワのバルバカン
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ヤダ何この響きカッコイイ(*・ω・*)・・・都市城壁の門と要塞を兼ねる建築物です。

エアショーで会った歴史好きのポーランド人曰く、
「ワルシャワ蜂起とその後の破壊では22万人のポーランド人が殺された。
これは(日本人の君からすれば言い分もあろうが)原爆に比肩する大量殺人だ。
一方でパリはさっさと降伏して破壊を免れた。どっちが正しい選択だったかは分からない。」
とのこと。
確かに正論ですが、もし蜂起が成功してワルシャワを自力で解放できれば、
自力で自由と独立を勝ち取った自信が未来永劫受け継がれたでしょう。
それは間違いなくポーランドという民族国家の国力になったはずです。
歴史にifはありませんが、結果の原因は蜂起の決断よりも
単純にソ連軍が変節で日和見だったという方にあると思いますが。

町の食堂
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この日は機内食以降朝からお菓子ばっかりだったので燃料切れ。
せっかくなので料理屋に入ってみた。
アジア人のREMCATには区別がつきませんが
外人(欧米人)が多く観光に来ているみたいです。
逆にアジア人はそんなに見かけませんでした。中国人チョコチョコいたけど。

ポーランドのソウルフード
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キノコとほうれん草を熱々のチーズで絡めてクレープで包んだ一品。
大変おいしくボリュームもありました。民族衣装のウェイトレスも美人だった。
これ、日本でも作ってないかな。また食べたいぞよ。
REMCATは一定の料理スキルは持ってますが、芸の細かい調理はできもはん。
肉を解凍するときに電子レンジで長めに温めると
油が飛んでヘルシーになります。

ワルシャワ大学
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見せてもらおうか、ポーランドの最高学府の実力とやらを!
日本語研究が盛んですが、ポーランド語の難しさは世界最高峰だそうです。
今回ポーランド語の「こんにちは」」ありがとう」を覚えたので
11か国語で挨拶ができるようになったぜ(←ただの暗記)。

20:00頃になるとさすがに暗いのでホテルに戻りました。
翌日は夕方にラドムに移動するまで8時間ほど観光、
ヴィスワ川渡河作戦と軍事博物館が主要目標です。

ヴィスワ川とポーランド鉄道
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ユーゼフ=ポニャトフスキ橋が架かっていると聞いて渡ってみた。
もっとも『天の涯まで』で泳いで渡ったのはドナウ川だそうですが。
南部国境付近の山岳地帯からクラコフ、ワルシャワを通り
バルト海沿岸のグダンスクまで流れるポーランド最大の河川です。
静かに北に向かって流れていましたが、北向きの川って日本の大都市には珍しい。
隣の橋を通る列車が水面に反射していたので、ちょっと鉄な気分になってみる。

ワルシャワ国立競技場
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ユーゼフ橋の東岸すぐのところにある競技場。
競技とありますがサッカー専用だそうで、狭義の競技ですね。
狭義の競技をNational Arenaと命名するのに十分な協議はなされたのでしょうか?

 このあと軍事博物館に行きましたが、それは第3話で。
ひとまずワルシャワ観光を続けます。

ショパン博物館
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ガイドブックを読むとポーランドにはチョピンという有名な音楽家がいるそうで(=゜ω゜)
そういえば空港もチョピン空港って名前だったし、これはぜひ見に行かねばねば。
混雑していると聞きましたがガラガラでした。
なおREMCATは美術と音楽は苦手です。

ショパンのデスハンド
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ちょっと怖い((゜ω゜;))ガクガクブルブル
西洋人って骨とか遺骸とか結構フランク(?)に安置してるけど、
この辺は文化の違いでしょうか。
人間が持つ最も多機能な道具は指先、という言葉があるそうな。
確かにREMCATも合気道と模型製作とブログ執筆、全く違う用途に使ってますね。

ヴィジトキ教会
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ショパンがピアニストをしていた教会。
歩道のベンチにはショパンが流れる椅子がありました。
書いていて気付いたのだが、ポーランドの偉人って大抵は
「芸術や文化や学問で何かを成し遂げた愛国者」ですね。

三位一体プロテスタント教会
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ショパンがアレクサンドル1世に演奏を披露した教会。
そこで『革命』をかましちゃえばよかったのに(おいやめろw)
実際に披露したのは11歳の時なので、まだ『革命』は作曲されていません。

聖十字架教会
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ショパンの心臓を収めた教会。遺体の保存で思い出したけど、
米海軍の骸骨マークのジョリー=ロジャースって先祖のパイロットの骨を持ってるそうだし
フランシスコ=ザビエルの遺体ってゴアに箱に入れて置いてるそうね。
さらに脱線すると、ザビエルの肖像の口から聖なる言葉が出てるのと
高野聖の像の口からお経が出てるのは宗教芸術の表現の共通性だと思うの。

教会内部
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左側のブルーライトのあたりがショパンの心臓。
コメントが短いと、REMCATは眠いか酔ってるか疲れてきてます。

文化科学宮殿展望台より
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風雲スターリン城に登れると聞いたので( =゚ω゚=)ノ 高い所は大好きですYO~!
四方どこまでも平らな地形、まさに「ポルスカ(平原の国)」。
国を女の子に擬人化するソーシャルゲームがあったら
きっと希少価値(お察しください)設定になるに違いない。
欧州は地球の丸みがなければロンドンからクレムリンが見えるくらい平らだそうで、
塹壕戦・戦車機動戦ができるのもこの土地ならではでしょう。

ワルシャワ中央駅
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今回ポーランド国内の移動拠点になったワルシャワ中央駅。
線路自体は地下にあり、市街地の交通を分断しない作りになっています。
でも駅名がポーランド語しか表示されないのはかんべんなw!

 というわけで1.5日間のワルシャワ観光完了!
見た感じとしては欧州の大国の中規模都市って感じでしょうか。
コンパクトで見どころも集中しているので比較的短時間で周れます。

今回は日本でのポーランドの知名度を上げるために
全て日本語表記としましたが、自分の言語だと表現が活き活きするわねぇ。
代わりに次回は全部英語でやります。全部英語でやります。
大事なことなので2回言いましたっ!

 それでは次回、ワルシャワ空港でのスポッティングへと参るのだ/(^^)/
三沢?横田?なにそれおいしいの??
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Author:REMCAT
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飛行機に限らず趣味のある人 大歓迎です!

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